堀田みえこと明日の奈良を創る会
堀田みえこと奈良を愛する仲間たちの日々の活動をお伝えしていきます。
2015-07-22 奈良教育大で授業を受けました!
毎日のように「国民の生命や財産、幸福を追求する権利」と言う政治家の声が聞こえてきます。国民とは等しく誰でも・・であるはずです。
しかし、この国の日々はこの権利を享受することが難しい壁がいくつもあるなぁと感じます。
奈良教育大の川上先生の授業で『ルポ 刑期なき収容~医療観察法という社会防衛体制』の取材からと言うジャーナリスト浅野詠子さんのお話を聞く機会がありました。学生のための講義なのですが、一般にも公開されたのです。以前、浅野詠子さんから少しだけお話しを聞いたことがあり、漠然とした関心は持っていたのですが、踏み込めないでいました。精神障がいは身近な様でいて、実は関わりは持てていないという漠然とした感じを持っています。
そんな思いに一歩踏み込んだ提議をされたように感じました。
触法(容疑)の精神障害者だけを隔離・収容する特別病棟についてと題されているのですが、特別病棟の存在を意識したことがありません、知らなかったのです。
医療観察法が国会で審議されたときには野党の大反対があったのだそうです。
しかし、法律はできてしまい、それに伴って特別病棟ができ、隔離や差別が行われ、中でも福祉に縁のなかった人が事件に及んでしまった結果、長い間拘束されることになってしまっていると報告されています。
今、さまざまな問題の解決のためのキーワードは地域、まちづくり、人権、民主主義等が挙げられます。そう言えば多様性と言う言葉も大事です。

しかし現実はなかなかこれらを含んだ地域作りに取り組むことは困難な状況にあるように思います。
浜矩子さんが言うように、日本は生活インフラのレベルはすでに成熟しつつあるのだからこれからは分かち合い、包摂性と多様性の高い国家を目指せたらいいと思うのです。
目指すべきは地域やコミュニティを誰でも安心して暮らせるところにすることなのではないのでしょうか。

今回のお話しを聞いて、10年経った医療観察法は検証されるべきであり、精神科医療全体の取組が重要であることが大きな声になってほしいと思いました。